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エコキュート ステンレス配管のメリット

投稿日:2024年05月09日

ここ数年、貯湯タンクユニット内部の配管にステンレスパイプを採用するメーカーが増えてきています。

ステンレスパイプになっていると何が良いの?の解説になります。

数年前まではどのメーカーも銅管を採用していました。

銅管は熱効率は良いのですが、材質が柔らかいため配管にピンホールと呼ばれる穴があきやすいという特徴があります。

下の画像の赤丸で囲ったところがピンホール漏水になります。

針で刺したような小さな穴があきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

エコキュートでよく遭遇するトラブルの一つなるのですが、タンクユニット内部で漏水が起こるので本体内部に湿気が充満してしまい、基盤や電送系統がショートしたり漏電ブレーカが落ちてしまい突然使用不能になったりします。

こういったトラブル事例が増えてきたため、材質が固く耐久性のあるステンレス管を採用する流れになっております。

ただしコストが高い事とステンレスパイプを曲げる技術が必要な為、採用しているメーカーが限られてきます。

もちろん銅管だから絶対に穴があくというわけではありませんが、市町村によって上水道の水質に差があり銅管に穴があきやすい地域があるのも事実です。

どれを選んでよいか分からない場合は、一つの基準として考えてみてはいかがでしょうか。